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MSXゲーム開発メモ(セーブ機能)

 MinQはRPGにも関わらずセーブ機能がありません。短いゲームだからセーブ機能を省いたというのは順序が逆で,セーブ機能が無いので一気にクリア出来る内容に抑えたという感じです。とはいえこれでも当初の想定より相当ボリュームが多くなってしまっています。最短の攻略ルートを把握した上でRTA的にプレイすればサイトで謳っている通り1時間以内にクリア出来ますが(実際アップデートリリース前の通しプレイではいつも大体40~50分でクリアしています),初見プレイだと軽く2~3時間は掛かります。

 セーブ機能が無いのには理由があって,まず前提として大半のユーザはMSX実機を所有していないか,所有していてもディスクイメージを実機へ持って行く術が無く,WebMSXでプレイするだろうということがあります。サイト側でもWebMSXでブラウザゲームとしてのプレイを推奨しています。

 この場合セーブ機能を実装しても中断時にはWebMSXからディスクイメージをローカルPCに保存,再開時はWebMSXにそのディスクイメージを読み込ませないといけないのでこれではカジュアルにプレイ出来るとは言えなくなってしまいます。最初からディスクイメージをリリースして各自好きなエミュレータでプレイして貰えば問題無いのですが,それはライトなユーザにとってハードルの高い行為だと考えています。

 次に,ディスクセーブが難しいならパスワード制はどうかという話になります。
 こちらも検討はしてみたのですが

・コントローラだけでもプレイ出来る様にしたいのでパスワードの入力方法で難儀した
・PCGを濁音付き かな/カナ に全振りしたので"HP"以外のアルファベットが使えない
・全てのフラグ/ステータスを保存したいのでゲーム内容の割にパスワードが長くなる

 などの理由で断念しました。
 上記全てを飲んで実装することも不可能ではありませんが,そこまでのリソースは割けませんでした。

 当然もっとボリュームを増やしてやり込めるゲームにしたい気持ちもあるので,マップを拡張刷新して敵キャラやアイテムも追加した有料版を検討しています。こちらはセーブ機能も実装するので,WebMSXでのプレイを前提とはしていません。リリース済みの無料版はライトなユーザがカジュアルに遊べるバージョン,コンテンツを追加した有料版はマニア向けのやり込みバージョンといったイメージです。

 なので本当はディスクで物理リリースをしたいのですが,フロッピーディスクを安価に入手するのが困難であること,そもそもディスクの読めるMSX実機を所有しているユーザがどれだけ居るのかということで,現実的にはディスクイメージをDL販売して各々好きなエミュレータでプレイしたり可能な人はフロッピーディスクに書き込むなどして実機でプレイする形になるのかなと考えていました。

 ところがここに来てMSX生みの親である西和彦氏が突然『次世代MSXがリリース間近である』旨を公表して界隈が騒然となっています。SNSでユーザの発言に返答する形で断片的な情報が次々と出て来るのでまだ全貌が掴めていませんが,自分にとって重要な項目だけをピックアップすると

・旧機種(MSX/2/2+/tR)との互換性を確保した公式の新機種
・限定販売ではなく向こう10年はamazonなどで一般購入可能
・アマチュア作品の販売も可能なアプリストア

 といったところ。

 これらがいつ,どこまで実現するかは判りませんが,MSX用のゲームを遊べる公式の新機種が発売されるだけでもこれまで色々考えて来た前提条件が全部ひっくり返ります。ストアまで実現すれば『今更MSX用に作っている酔狂なゲーム』が一気に『現行機種で遊べるゲーム(アプリストアで販売)』に変わります。なんだこれ。どうなってんの。

 続報を待ちつつ,とりあえずは引き続き開発を進めたいと思います。


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